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【家事コラム】独身生活と結婚生活で変わる、家事のスタンス

家事コラムとは

家事コラムは、日常の家事に関する個人の考え方・価値観やちょっとしたアイデア等をコラム形式でご紹介していきます。また、家事代行サービスについての利用について、個人の感想としてご参考に頂きながら検討いただければ幸いです。

筆者プロフィール紹介

わたしは東北のド田舎に住む主婦です。20代後半、結婚してもうすぐ3年目になります。

おそらく我が家の家事の近代化は、平成と昭和のあいだでストップしています。それは、田舎ののんびりとした風土と、若い夫婦なのでまだ家電にお金をかける余裕がないのも一因なのですが、うちにあるメカ的な家事代行機器は、洗濯機、冷蔵庫、オーブンレンジ、掃除機のみ。

わたしは学生時代の一人暮らしも合わせると、約8年の独身生活を経て、主人と結婚しました。独身時代の家事と結婚してからのそれを比べると、いろいろな違いがあると感じましたので、それをコラムにしました。

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●独身時代の家事

独身時代の家事は、一言でいうと「自分が良ければそれでいい」でした。

それが最も表れていたのは、食事です。食べたいものを食べたいだけ食べる。何も食べたくなかったら、食べない。

IHで調理

作りたくなかったら、お弁当など出来合いのものを買ってくる。本当に自由気ままでしたし、また、そうしていても誰にも何も注意されない解放感を感じていました。

結婚後の家事

●結婚して、夫の目が気になる日々に

そんなわたしが結婚して夫と一緒に住み始めたとき、はじめに思ったのは「わたしの生活って、おかしくないかな?」ということでした。

食べるもの、洗濯の仕方、掃除する頻度——自分だけの世界で、自分が良ければそれでいい生活を続けていたわたしにとって、「主人」という自分以外の目を強く意識してしまうのは、当然のことでした。主人の目を気にし過ぎた結果、わたしは「見栄を張る」という行動に出ます。

家事に対するそれまでのわたしの基準よりもはるかに高いレベルが、あたかも自分の通常レベルであるように夫にアピールし始めたのです。

●背伸びに疲れて、自分の家事の仕方に限界を感じる

具体的には、毎日料理したことなんてなかったのに、毎晩2人分の食事を用意したり、「洗濯にはこだわりがあるから全部自分でやる」と宣言したり(本当は全然こだわりなんて無い)、掃除なんて生きていければそれでいいのに、部屋の隅にほこりがあると清潔感がないと思われるかも、と感じて掃除に励んでいました。

そうして、わたしは急激に変わった自分の家事方法に追い詰められ、ある日爆発しました。

突然彼女が泣き出して困り果てた彼

●結婚生活とは、2人分の価値観を持ち合うこと

すると主人は、せっかく結婚したのだから、2人のやり方に違いがあった方が面白いではないか、と言ってくれました。

その言葉を聞いて、結婚生活とは、2人分の「自分が良ければ」を持ち合って、新しい家事スタンスを作っていくことかもしれない、とわたしは気づきました。

それは決して答え合わせではなく、価値観の擦り合わせのような作業であるべきだと思います。良いところがあれば採用して、2人ともこだわりがなければ適当に、といった具合に。

なかよし夫婦

●「普通の家事」のレベルが上がった

そうして再スタートしたわたしたち夫婦は、お互いの価値観を擦り合わせた結果、「普通の家事」のレベルがアップするという効果を発揮しました。

これはもちろん互いの独身時代と比較して、という意味ですが、無理をしているのではなく、自然な成り行きなのです。

たとえば料理は、温かいものを食べたいというわたしの希望で、毎日できる限り炊き立てのご飯を食べるようにしています。

夫は菓子パンなどでもいいタイプのようでしたが、わたしの価値観に合わせることで、彼は健康的な食生活を手に入れることができました。

また、主人は白い衣類と色物の衣類を分けて洗濯したい人でした。洗濯機をまわすのはわたしの担当なのですが、それに気をつけた結果、ドライ洗いなどにも配慮できるようになり、洗濯での失敗ということをしなくなりました。これは、夫の価値観によるわたしの成長です。

洗濯

このように、まるでお互いの価値観にイイネ!を押し合うように、家事の真似っこをするようになったのです。

●家事の本当のむずかしさは、「毎日続けること」だと知った

その一方で、やはり「自分が良ければ」が安易に通用しない場面も多々ありました。

たとえば独身時代は、自分が家に人を呼ばなければそれでいいですが、同居人がいるとそうもいきません。いつ誰が来てもいいよう、ある程度の部屋のきれいさを保つようになりました。

また、自分に食欲がなくても相手は普通に食べるので、食事担当は食欲の有無にかかわらず食事を用意しなければならないことも知りました。

独身生活では、やりたくなかったらやらない、という選択肢がありました。しかし結婚生活では、いつもそのカードを出すわけにはいきません(たまにはいいと思います)。

料理も洗濯も掃除も、やりたくなくても毎日やり続けることが、最大のむずかしさであると痛感しました。

だからこそ、普通の家事=毎日やり続けられるくらいの頑張り過ぎない家事、がある程度高レベルであることが、重要だと思うのです。

●家事スタンスの一番の違い

2人で生活するということは、「自分がやらなけばだれもやらない」という独身生活とは違い、本当にできないときは代わりにやってくれる人がいます。人間は機械ではないので、何も動きたくない日や、家事の一切から解放されたい日もあるでしょう。

大切なのは、そういう波を前提として、それでも独身時代とすべてが同じとはいかないこと、一緒に暮らしている人がいるという若干の緊張感を感じながら、自分なりに工夫して家事に取り組むことだと思います。そのときの原動力は、「やらなきゃいけない」ではなく、パートナーを想って「やりたい/やろう」であること。

そんなスタンスで家事に向き合えることが、独身生活と結婚生活の一番の違いかな、とわたしは思っています。

 

2017/04/10