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【家事コラム】家事をしない夫は、妻が育てるべき!に納得できない

家事コラムとは

家事コラムは、日常の家事に関する個人の考え方・価値観やちょっとしたアイデア等をコラム形式でご紹介していきます。家事代行サービスについての利用有無を含めて、個人の感想としてご参考に頂ければ幸いです。

筆者プロフィール紹介

わたしは東北のド田舎に住む主婦です。20代後半、結婚してもうすぐ3年目になります。

おそらく我が家の家事の近代化は、平成と昭和のあいだでストップしています。それは、田舎ののんびりとした風土と、若い夫婦なのでまだ家電にお金をかける余裕がないのも一因なのですが、うちにあるメカ的な家事代行機器は、洗濯機、冷蔵庫、オーブンレンジ、掃除機のみ。そして、数か月前にやっとオーブントースターを買ったくらいには、ほどよく昭和の香りが残る家庭となっております。

1 共働き夫婦に対するよくあるアドバイス

共働き夫婦の家事分担問題って、悩ましいですよね。

わたしも新婚のとき、友人に相談しまくっていたことがあります。

アドバイスとして多かったのは、「旦那は妻が育てなきゃ! 男はいつまでたってもコドモだからね〜!」というもの。

"子育て" ならぬ "夫育て" 。何人かに言われたので、こんな考えの女性は少なくないようで…。でも、わたしはこのアドバイスされるたびに、「う〜ん」と頭を抱えていました。

どうして納得できなかったのか。理由を深く考えてみました。

カップルの足元

2 夫育て?

夫育てとは具体的にどういうことをいうのでしょうか。

友人からのアドバイスをまとめると、方法は 大きく2つのグループに分けられるようです。

グループ1:プライドを傷つけずにやることやらせるタイプ

  • 小さなことからお願いする
  • 可愛く頼る
  • とにかくホメる
  • お礼をきちんと伝える

グループ2:空気を読ませて自分からやらせるタイプ

  • あえて何も言わない
  • 夫に関わる家事をしない
  • 遠回しに疲れているアピールをする
  • 夫が家事をやらざるを得ない状況を作る

グループ1は、男性なら誰しもが持っているとされる「ヒーローになりたい願望」をくすぐり、手のひらで転がす感じですね。一方のグループ2は、恐怖心や焦りを利用するイメージです。

向かい合う男女

どちらかと言えば1のほうがいいのかなーと思うのですが、やはりわたしはどちらにしても、違和感を覚えてしまいます。

3 わたしが感じる違和感

夫を育てるという表現には、「だって夫は大きい子供だから」みたいなニュアンスが含まれていますよね。

たしかにわたしも、自分の夫が子供っぽいなーと思うことは死ぬほどあります。でも、夫は本当に話の通じない子供なんでしょうか?

人間関係はめんどくさいもので、「言ってくれれば直すのに」とか、「なんで気づいたときに言ってくれないんだろう」と思うことっていっぱいありますよね。

夫は子供と同じだから、何を言ってもムダ。男の人ってそんなもんよ、と妙に悟ったような女性は多いですが、そういう人こそ夫婦間の問題を話し合いで解決する努力を怠っているように感じます。言えば、直るかもしれないのに。

自分たちの努力不足から目を背けて、男という性別のせいにしていませんか?

4 お互い上から目線じゃないか

夫を育てるって、すごく上から目線じゃないですか?! 「自分好みの旦那にしたい」という、人を操縦したい欲みたいなものも感じますし。

女性は男性よりも他人に共感する能力が高いと言われているので、自分が相手に共感する分、相手も自分に共感してほしいと考えがちなのかもしれませんね。

でも、「この人はダメだから、わたしが教育しないと」ってかなり夫を下に見ていますし、一方で、夫も、「仕方ないな、やってやるか」なんて上から目線で家事をする人は多いと思います。

「ほんとうは妻の仕事だけど、なんか怒ってるみたいだし、手伝ってやるか」みたいな。このように夫育ては、お互いを下に見る関係がベースになってしまいます。

そんな関係から生まれる家事分担の平等さに、意味はあるのでしょうか。

5 表面的な平等なんて、意味ある?

ホメまくったり、イヤイヤだろうと何だろうと家事をしてもらえば、たしかに夫婦の家事分担は平等になりますよね。

でもそれって、「量」が平等になっただけで、すごく表面的な平等に過ぎないと思うんです。たとえば夫がなかなか風呂掃除に取りかかろうとしないとき。

グループ1だと、「ごめんね、このあと一緒に買い物行きたいから、今のうちにお風呂掃除してくれる?」(上目遣い)

グループ2だと、お風呂場の前でため息をつく。(笑)

結果的にはどちらにしろ掃除をしてくれそうですが、所詮、その場しのぎ。

「仕方ないな〜」と「怖っ」から繰り出される家事には、継続性と自主性がないのです。

6 実際に夫を育てたという友人の話

友人は結婚7〜8年目の共働き夫婦。うちと同じく、家事がほとんどできない旦那さんに彼女が最初にした教育は、朝食作りでした。

パンと、ウインナーと、目玉焼き。毎日同じ朝食をつくらせ、大げさにホメて、習慣になるまで続けたのだとか。さらに休みの日は「一緒に掃除しよう!」と明るく声をかけ、掃除を手伝わせたそうです。

まさにグループ1に属する夫育てエピソードですが、そんな経験もあってか「男はおだてとけばいいんだよ〜」と何度も話していました。

昨年、夫婦は待望のベビーを迎えることに。旦那もまぁまぁ家事をこなせるようになっていたので、友人は安心していました。

しかし、彼女が産休に入ったとき、旦那さんが家事の一切をしなくなったのです!

「一日中家にいるんだから、家事できるよね?」と言わんばかりにサボり始め、驚いた友人は身重の体で旦那と向かい合い、一から、いや、ゼロから、家事分担について話し合う機会を設けたと言っていました。

これは、まあ、当然ですよね。

どうしてもとお願いされるから渋々やっていた旦那さんにしてみれば、家事は「仕方なくやるもの」であり、妻の産休はそれをサボれる恰好の言い訳だったのです。

夫育てで、夫は育たない。むしろ表面的な平等を、夫婦の本質的な平等だと勘違いしてしまうようですね。

夫婦の影

7 夫婦が対等でいるために

これらの考察や経験から、夫婦がほんとうの意味で対等な関係を築くには、話し合いがたいせつだと感じます。

健全な話し合いとは、お互いに矢印が向く相互的な関係。夫育てという一方的な関係ではありません。

・どうして家事を分担するのか

・自分たちにとって平等な分担とはどういうことか
これらの認識をきちんと共有させることが、対等な夫婦への第一歩かなと感じています。

8 まとめ

夫を手のひらで転がす妻って、かしこいイメージですよね。「そんな奥さんになりたいな」と憧れていた時期もありました。

けれど、育てるという行為の裏にある上から目線、そして形だけの薄っぺらい平等に気づき、もっと真正面から夫と向き合いたいと思ったので、このコラムを書きました。

ライフステージが上がるごとに、自分がやらなくていい理由を探して、家事から逃げ回る夫をもつみなさんのお役に立てればうれしいです。

朝日と男女のシルエット

2017/04/10