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【家事コラム】保育園デビューとトラブルに関する体験記

家事コラムについて

家事コラムは、日常に関する個人の考え方・価値観やちょっとしたアイデア等をコラム形式でご紹介していきます。個人の感想としてご参考に頂ければ幸いです。

筆者プロフィール紹介

50代美容健康オタクで二人の子どもを育てたワーキングマザーです。30代で結婚し、出産、社会復帰して現在に至ります。

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保育園入園!我が子の社会デビュー体験記

我が子が2歳の時、私達親子は、お母さんと5歳と3歳のご兄弟という親子に出会い、頻繁に遊ぶようになりました。
そのお母さんのお話では、お兄ちゃんが保育園を途中退園したため、弟くんも一緒にお母さんが家でみているとの事でした。

ここでは、その親子さんと私達親子が体験した事を通して、保育園生活について書かせて頂きます。

保育園で噛まれてくる子の話

その5歳のお兄ちゃんは、園児が20人もいない公立保育園に3歳から入園したのですが、1ヶ月ほど経った頃から頻繁に腕に歯型を付けてくるようになりました。
保育士によって患部に湿布が貼られている日も有りましたが、噛まれた事に保育士が気付いていない日も有り、歯型の周りが青あざになっている事も有ったそうです。

それに対し、保育士がお母さんに話した事は、「言葉で気持ちを伝えられない子は、気に入らない事が有ったりすると噛む」や「子ども同士の関りが濃くなってきている証拠」でした。

お母さんは、お兄ちゃんが保育園に行きたがらない朝であっても、噛まれてどれだけ痛かっただろうと胸が締め付けられても、今日は噛まれていないかと帰宅後に子どもの体を確認するまでになっても、子どもを保育園に送り続けたそうです。

その時のお母さんの気持ちを推察すると、以下の通りです。

・我が子が噛まれる事は入園当初はなかったから、保育士が言う通り、子ども同士の関りが深くなってきている証拠。これも人間関係の勉強なんだ。

・ここで子どもを退園させたら、子どもも自分も、問題が起こる度に逃げてしまうようになるのではないか。

・母である自分が過剰に反応してはいけない。そのせいで逆に子どもが神経質になってしまうかもしれない。

しかし、まもなくお兄ちゃんは退園した訳で、それには契機となった出来事が有りました。

保育園を途中退園するに至る出来事

ある日、いつものようにお母さんが子どもを保育園に迎えに行くと、子どもの身なりがだらしない。
見るとカッターシャツのような形の子どもの洋服のボタンが、全部引きちぎられて無くなっていたそうです。しかし保育士は一言もその事に触れなかった。

こんな所、もういいやって、張り詰めていたお母さんの気持ちがプツンと切れたとの事でした。

お母さんの気持ちを思うと、私は悲しく、腹も立ちました。
保育士の方もそうですが、加害者の子どもの親御さんはどうなっているんだって…。

確かに幼児において「噛む」という行為はよくあるようです。理由は、言葉で意思表示ができない事だと考えますが、噛む子というのは反射的に噛む、つまり噛む事が癖になっているわけです。

また、噛む行為をする子どもさんの心理には、何か満たされないものが有るはずです。従って親御さんは子どもさんに、噛まれた相手が痛い思いをする事やケガをする事を根気よく教える一方で、噛む事が癖になる前に、思いを伝えられないでいる幼い子どもの心を救ってあげなくてはならないと考えます。強く、そして長く抱きしめて、子どもと向き合ってほしいです。

我が子の保育園デビュー

さあ、我が子もいよいよ4歳。保育園デビューです。
私は、知人の勧める、泥んこになって自然の中で子どもを遊ばせるという私立の保育園と、定員120名の大きな公立保育園を見学しました。
そして上記の親子さんの記憶から、子ども同士のトラブルに対する保育士の対応や考えについて質問しました。その時の保育士の印象は以下のとおりでした。

・私立の方の保育士は、子育てや保育の方針に関する私の質問に、はっきりと答えてくれる。⇢保育園の方針が固定的で、その方針に賛同する保育士が自ら選択して集まっているからだろうか。

・公立の方の保育士は、子育てや保育の方針に関する私の質問に答えを濁す。⇢公立保育園の保育士は何年か毎に配属変えが有ったり、たとえ保 育士自身が移動しなくても、園長が変わる事で園の方針が変わるため、個人の 考えでは回答できないからだろうか。

私には私立の方の保育士は大変頼もしく思えましたが、結局は、大きな公立保育園に子どもを入園させました。

市の子育て支援施設でもあった事と、子どもの心理的な事に詳しい職員が配属されていると考えられた事、加えてそこは入園前の親子さんの出入りも有り、開放的な環境であったという事です。教育方針に拘るあまり特異な環境を与えるのではなく、開かれた環境、多様性の中に、子どもを置こうと考えた結果でした。

どちらでも変わらなかったかもしれませんが、我が子は、楽しんで保育園へ通ってくれました。時々顔にひっかき傷を付けてくる事は有りましたが、相応の話なので特に気にしませんでした。

保育園最後の歳に起きた出来事

保育園生活最後の6歳の年に看過できない事が起こりました。活発な数人の子とのかくれんぼで我が子が鬼になった時、決まって皆どこかにいなくなるというものでした。

保育士ではなく私がそれに気付いたのですが、きっかけは我が子の変化でした。保育園から帰宅後したあと表情がこわばり、落ち着きがなくなったのです。

しかし保育園が休みの土日には、我が子の表情が優しくなり落ち着きも戻ります。そして月曜日に保育園から帰宅すると、また落ち着きがなくなっている。なのに毎日楽しそうに保育園に行くという事が続きました。

最初、私にはこの循環が不思議で仕方ありませんでしたが、2週間ほど様子を見てその循環が間違いないと確信した日、私は我が子に訊ねました。保育園で何か嫌な事が有るの?と。

子どもは簡単に嘘をつく

子どもは簡単に嘘をつきます。

子どもに「嘘をつく」という概念はまだ無いのかもしれませんが、子どもは自分が叱られるのを恐れ、または羞恥心から都合を合わせる事を小さな頃に知ります。
また、保育園で学んだ悪い癖として、子どもは自分の思い通りにならないと、なんでも意地悪をされたと言うという事です。

とはいえ私は、子どもの話をいい加減に聞くというのは、親としていけない事だと考えています。大事なのは、子どもの言い分を鵜呑みにはしないが、子どもの心はきちんと受け止め、私自身で事実関係を確認するという事です。
もし、嘘をついている事が分かったら、すぐにその行為を正せば良いだけの事です。怖いのは悪い行為が癖になる事です。

我が子の答え

我が子は自分がされた事を「意地悪」とは表現しませんでした。我が子にとって、その子達が疑いようのない友達だったからでしょう。ただ、もどかしさや疑問を感じ、それが強いストレスになっていたように見えました。

私は保育士に確認をお願いしました。

保育士はそれが事実である事を確認し、その理由について、我が子と何かにつけ張り合っていた1人の子が、我が子の困った様子見たさにやったと説明してくれました。けれど1人ではできないから、仲間をそそのかした、と。

我が子は機敏でわんぱくで、友達と遊ぶ事が大好きなのですが、私は、我が子には夢中になると相手の状況を考えずに自分のやりたい事を押し付ける傾向があると感じ、注意していました。この一件はその結果だったのかもしれません。

保育士は相手の子達を諭す一方、しばらく気を付けて見ていますと、丁寧に対応してくれましたが、私は我が子に、その子達とは遊ばない事、つまり回避という形でその問題をサッサと終わらせる事を勧めました。

その理由は、私が、この状況が長引く事で我が子の記憶に辛さや憎しみが深く刻まれ、それがトラウマになるのを恐れたからです。

我が子は私の言いつけを守っていたようでしたが、もしその子達が我が子にとって大切な友達なら、我が子は何かを反省し、自分でもう1度その子達との関係を構築するでしょう。

…いいえ、これは言い訳で、私はたかだか6歳の首謀者に陰湿なものを感じ、それに目くじらを立てた弱い母親だったのかもしれません。

加害側は状況を知る手段がない

この一件についてその子達のお母さん達が私に声をかけて来るという事は有りませんでした。
それもそのはず、保育士は、子どもがケガでもすれば、その子どもの親に説明や謝罪をする位で、加害子どもの親には全くと言って良いほど連携しないのです。

保育士にすればこんな事は日常茶飯事のお互い様。こうして子どもは人の痛みや物事の善悪が分かるようになるのだという事なのでしょうか。
或いは、連携したがために、我が子可愛いさから親同士のトラブルに発展した事があったのかもしれません。または、我が子がそんな事をするはずがない!と、保育園に怒鳴り込んできた親御さんがいたとか?

クラス毎の保育士の数は、子どもの年齢と人数で決まります。「目が届かない事もあるかと思います。あと1人子どもが増えれば保育士が1人増えるのですが…」という保育士の嘆きは何度か聞きました。
私などは、自分が躾けてきた我が子でさえ持て余しているのに、保育士は本当に大変なお仕事だと思います。

それにしても、悪い事をされた側は分かるけど、している側は分からないというのって耐えられませんよね。我が子が他人に迷惑をかけている事を知らないのが、親だけだなんて…。

それぞれに大事な家族がいて、異なる価値観を持つ者同士が心地よく交わるには、どうすれば良いのでしょう?親はどうあるのが良いのか。明確な答えが出る前に卒園を迎えることになりました。

最後に‐9年後の春‐

保育園を卒園して9年後の春、我が子は、あの時そそのかされた子の内の1人と高校で再会しました。
その子は我が子に頻繁に話しかけてきたそうで、今では2人は良い友達です。

私は我が子に訊ねます。
「〇君はあの頃の事をどんな風に記憶してるんだろう?あなたの事をよほど気に入ってるんだね」と。
我が子は、さぁ…?と首をかしげた後、
「あの頃の自分はクソガキだった」と、愉快そうに笑います。

今振り返ると、何故あの時はあんなに大騒ぎしたんだろうって思う事が多々有りますが、それは私達が、ただただ子どもを愛しているからなのでしょう。

私は右往左往するだけの非力な母親ですが、子ども達は確実に成長しています。

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